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園便り

~お帰りなさい、梅雨坊!~

2024年06月28日 いつかいち(分園)からの園便り

梅雨入りを待ち焦がれていた紫陽花がようやく恵みの雨をたっぷりと浴び、潤いで花の色つやが心なしか輝きをましたように感じられます。これから暫くは季節の花としてみんなを魅了してくれることでしょう。ただ、最近は気候温暖化から梅雨入りと共に豪雨の心配がなしとは言えないことから万が一に備え、日々気をつけていき、元気に夏本番を迎えれるようにしましょう。

 

今回は梅雨入りを控え外遊びがままならない日の園での過ごし方をご紹介したいと思います。こどもたちは机上に準備された玩具で自ら望む場所を選び、遊ぶようにしています。その中で、目下のところ人気なのが型はめや色分け遊び。これらは楽しみながら個々の観察力、想像力や記憶力などの認知能力アップに繋がるので一石二鳥と言えます。

 

型はめにもいくつかのパターンがあり、同じ円形を作るのも分割されたものを組み合わせたり、文字や数字の型はめなどバラエティに富んでいるので遊んでいても飽きがこないもの人気の秘密なのかもしれませんね。

 

「たかが新聞遊び、されど新聞遊び。」ある時は新聞紙をビリビリと細かく千切り、「え~い」と頭上高く投げ上げ、舞い降りてくるにわか雨に大盛り上がり。その後、一段落した段階で今度は新聞紙をクシャクシャにし、よじって鉢巻や衣装を作ったりして内容の濃いファンションショー遊びも展開されるのもお馴染みとなっています。

 

ご覧のように広げた新聞紙を腰回りで巻きつけたり、新聞紙の真ん中に穴を開け被ったりしてお気に入りの洋服に早変わり。この簡単だけど出来上がったものは他の玩具とは違ってこどもたちの発想力や想像力が豊かに詰まったもので大事にしていきたいと思います。最後は、みんなで室内に散らばった新聞紙をビニール袋に集め、活発なボール遊びへと発展していったのは何よりでした。

 

また、普段だと保育室で絵本の読み聞かせなどをしてもらうのですが、こうした遊びの後にはクールダウンも兼ねてプレイルームで引き続き、ご覧のような大型絵本などの鑑賞やみんなで手を繋いで童謡を歌うのも楽しいひとときとなっています。

 

最後に、0&1歳のまさしく「はじめてのクッキング教室」の様子をお伝えします。今回はカチカチの高野豆腐を水に浸して、フヤフヤに戻すのを一から体験したり、旬の青シソの葉の匂い体験をしました。

 

「高野豆腐とは何か」との理解は十分とは言えないものの、水を含んだ高野豆腐が柔らかくなる変化は「へぇ~」と驚きが隠せなかったようですし、梅干しや青シソの独特の匂いや感触はビニール袋の上からだったり、スプーンのくぼんだ底の部分で潰したりと下準備はみんなで取組むことができました。

 

また、いつもはままごとセットのまな板と包丁でトントンと切る遊びも今回は調理スタッフについてもらいながら青シソをトントン切る、貴重な体験もできました。みんながこうして下準備してくれた具材は甘辛く煮つけた高野豆腐に千切りした青シソに梅干しのたたきのトッピングしたものとして供されました。この取り合わせは癖がある感じなのでみんなの受けが心配されたのですが、意外や意外に好評でパクパクモリモリで「おいしゅうございました!」の結果で安心しました。今後も旬の食材のクッキング教室に乞うご期待下さい!


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